コンターサークル-Sとは?
コンターサークル-Sは、地図・地理・地図の旅を会員同士で共有することを目的に、2000年にエッセイスト・地図研究家の故・堀淳一を主宰者として発足しました。
2016年より真尾秀幸に主宰者が交代、2018年より副主宰者として根布谷禎一(北海道支部)、今尾恵介(本州支部)を加え現在に至っています。
前身の“コンターサークル”は、1972年に『地図のたのしみ』で日本エッセイストクラブ賞を受賞した堀が講師を務めた市民講座の受講生を中心に1973年に札幌市で発足しました。
1980年に堀が大学を退職し、地図研究家・エッセイストとして本格的に活動を開始すると、様々なルートで堀ファンが集まるようになりました。現在は北海道支部と本州支部(四国・九州・海外の会員を含む)を置いて活動しています。
発足の経緯から、当サークルの会員は堀淳一の影響を受け、地図や旅に興味を持ち、自らそのような旅を行っている者たちということができます。
入会金・会費は無料で、当サークルの活動に興味のある方は主宰者に連絡をいただければいつでも入会できます。
活動の三本柱は、「地図の旅」、「例会」の開催、機関誌「等⾼線-S」の発行です。
地図の旅:
当サークルの中心的活動です。北海道・本州併せて年間15回程度行われます。
主宰者または副主宰者は日時と集合場所、簡単な旅程、必要な地図を連絡します。事前に予習・勉強会などは特に行いません。
行先は廃線跡、旧道、廃坑・産業遺産、B級湖沼、用水路、繞谷(じょうこく)丘陵・谷中(こくちゅう)分水・分水界など地形的に興味深いところなどなどです。
主宰者または副主宰者は会員からのリクエストを聞きながら日程・行先・集合場所を決めて会員に案内しますが、現地での行動・歩き方は各自自由で、途中参加・途中離脱でも構いません。
例会:
年に数回ほど不定期に行っています。内容は原則的に会員の研究・旅の発表ですが、ゲストスピーカーをお招きする場合もあります。
ちなみに例会の会場費はその都度出席人数割で徴収します。
本州例会はこれまでと同様に年に一度、東京で行います。ほか北海道、本州ともに忘年会を行っています。
会誌の発行:
「等⾼線-S」という名称の機関誌の発行も、当サークルの重要な活動のひとつです。会員から広く原稿を募って年一度12月に発行、会員に送付されます。
内容は、地図、旅に関するものであれば特に問いません。毎年、北海道内、日本国内、海外の紀行文、評論・エッセイなどが投稿されます。会員各自が気の向くまま自由なスタイルで書いています。
会費は無料と述べましたが、「等⾼線-S」を実費で買うことがその代わりとなります。値段は年によって変動しますが、なるべく安価で済むような方法で作成します。
主宰:真尾秀幸